井の頭線上り渋谷ゆきは今日も通勤通学客でいっぱいだ。「しょうがねえナア」と舌打ちしながらも、俺は最先頭車両へ急ぐ。混雑度合いが更に激しい1番前のドアに乗り込む。
これ以上乗れないよ、という状況から俺の後ろに一人乗り込んできた。「ちっ…」悪態をつこうとしたが背中越しに若い女性らしいことがわかり「まぁ、いっか」という気になる。乗り込んで来た女性はドアのほうを向いており、丁度俺とは背中あわせになったような感じだ。
次の駅で反対側のドアから乗車がありさらにその女性と密着した形になってしまった。俺のお尻に女性のお尻がぴったりとくっ付いている。かなり薄手のスカートらしくヒップの肉の感触が伝わってくる。
(あぁ。なんかイイなぁ)別に痴漢をしているわけじゃない。ただ満員電車の中でとなり合わせてしまっただけだ。
(でもどんな人なんだろ?)お尻の感触だけじゃなくて顔も見たくなってきた。次の駅で少し客が流れたので俺は身体を反転してみた。髪で顔が隠れていてハッキリとはわからないが27?8歳といったところだろうか?身体を反転させたところでさらに混んできたようだ。
女性のムチムチのヒップが俺の下半身とぴったりと密着してしまった。(や、やばい…。勃ってきちまった)現在三浪中。
童貞の俺。そんな俺にこの状況はやばすぎた。しかも今日は生地の薄い麻のズボンを穿いている。
ムクムクと俺のチンポは堅くなっていった。(ちょっ、ちょっと…)身体を変えそうとするがそれもままならまい。とうとう勃起したチンポが女性のお尻にくっ付いてしまった。
(あぁ。何て気持ちイイんだろう)そんな気分に浸っている場合じゃなかった。もし痴漢と思われて通報されたら。
(と、とにかく何とかしなきゃ)その時女性の付けてる香水が俺の鼻腔を刺激した。(あぁイイ匂い…)またも俺のチンポは堅くなっていく。チンポの先っちょのほうで何かがチロリと流れ出る感じがした。
(あ、でもこの匂いって…?)確か、姉さんの部屋もこんな匂いしてたよな。おんなじ香水なんだろうなぁ。と思ってたら、女性がやや逃げるような形で身体をくねらせた。
もちろん満員状態なのでどうにもならないがその時女性の顔がチラリと一瞬見えた。(ねっ、姉さんっ)危うく声が出るところだった。満員電車の中俺はチンポを女性のムチムチのお尻に押し付けている…その女性がこともあろうに姉だったとは!(や、やばい。とにかくコイツを落ちつかさないと…)俺は必死になって違うことを考えた。
いくらやってもわからない予備校の数学の授業のこととか…昨日テレビで見た細木数子の顔とか…なんとか、俺の昂ぶりはおさまりそうになったその時、姉のお尻に添えられていた俺のチンポがぎゅうぅっと姉のお尻にはさみこまれてしまった。(あぁうぅーーっ)普段から見慣れていると思っていた姉のヒップだがこの状況でチンポを咥え込まれてしまったらもうたまらない。(ね、姉ちゃんっ、やばいよ。そ、そんなのっ)おそらく姉は少しでも体勢をずらそうとして力をいれたに違いない。
まさかそれが弟のチンポを咥えこんでしまうとは思わずに。(ね、姉ちゃん、これは不可抗力なんだよ。違うんだーっ)電車の振動が心地よく俺の身体に響き、そしてチンポの先にもその振動は伝わっていた。
そして俺の射精感をたかめていった。(…っ。で、出ちゃうかも俺。電車の中で、ね、姉ちゃんにぃ。っうぅ…。くふぅ。ふぅむう…)電車は神泉を過ぎ渋谷に近づいていた。
(もうこうなったら、射精してやる。姉ちゃん。姉ちゃんが悪いんだぜ…俺のチンポをこんなにしちゃってよ)電車が渋谷に到着する。
俺の我慢が限界にきていた。(駄目っ。姉ちゃん。で、出るぅぅ)俺は姉にもたれかかり、熱い息を姉のうなじにふきかける。
ドアが開く。他の客は降り始めた。俺はまだ射精の途中だった。
姉にもたれかけながら思わず声に出してしまった。「っ、ぅう姉ちゃんっ」突然、姉が振り返る。目を見開いて俺を見る。
「タカシ・・・!アンタだったの!!どうして?どうしてなのよっ!」他の客が興味津々といった目で俺たちを見ているようだが、俺はただ姉の身体にもたれかかるだけだった。
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