あれは中2の夏のことだった。蝉の鳴く声を聞いたらいまだに頭に浮かぶ。横浜に住んでいる従妹(小6)が京都に引っ越した友人と遊ぶ、とのことで滋賀にある我が家に泊まりにきた。
横浜と滋賀、ということで従妹といえどあまり会ったことなく、おそらく3年ぶりのことだった。駅に母親と迎えに行って予定の時間の電車がくる。どちらかといえばうちの実家の近くは田舎の駅なので、すぐに彼女を見つけることができた。
「あら??Aちゃん??大きくなったわね??」母親がお決まりの台詞を吐く。以前の記憶があまり残っていなかったものの。確かに大きくなった。
小学校低学年から小学校高学年の間が飛んでいるから当たり前、といえば当たり前なのだが。「今日はよろしくお願いします。○君(俺)、久しぶり。」中学生で思春期。
その当時の俺は女性と話すのがためらいがちだったから目を伏せる。そのとき気づいた。白のTシャツの胸のあたりに突起物が浮かんでいることを。
汗ばんだ体に少し貼りつくTシャツがその突起物のまわりをも少し透かしていることを。その後我が家に行く。何の観光もないわが町だし、長旅で疲れているだろうから当然といえば当然だったのだが。
Aはかばんから京都のガイドブックを取り出す。一応京都まではうちから30分ほどなのだが、正直、あまり行ったことないし俺も一緒に見せてもらった。二人の間の床にガイドブックを置いて。
視線に京都の町並みが入り、その先には白い三角地帯が・・・・・その日、彼女は膝ぐらいまでのスカートをはいていた。少し大人になったかもしれないのだが、それでもまだ無邪気なままで。白い布が目の前で丸見えだった。
俺は京都どころじゃなかった。昔の話を思い出す。彼女にその前に会ったのは横浜の彼女の家でのことだった。
思い出す1コマはいつも同じ。彼女がお風呂上りで居間で母親に体を拭かれているシーンだ。平べったいお腹の下に一本の亀裂が入って。
今思えば彼女は上付きだったんだろう。本当に綺麗な線のワレメだった。そのあと、俺はお風呂に入った際に彼女のパンツを洗濯カゴから取り出した。
少し黄ばんだ、アニメの柄が描いてあるパンツだった。目の前にある白い三角地帯を見てふと思い出す。彼女の綺麗な一本筋はまだこの奥にあるのだろうと。
夜、まず彼女が先にお風呂に入る。俺はその後、あのときと同じように彼女の脱いだパンツを自分の手にとって見た。前のときほど分厚くはないが、パンティーでなくパンツだった。
俺は恥ずかしながら穿いてみたい、という欲望にかられて彼女のパンツを穿いた。暴発しそうなほど下半身が立って、そして彼女のパンツを自分の息子にくるんでオナニーをした。感じたことない気持ちよさが体を走り抜ける。
もう我慢は限界だった。風呂に入りながら、俺はあることを決行しようと決めた。そのあることとはもうおお分かりのとおり「夜、寝ている彼女のパンツを脱がせて彼女のワレメを堪能する」ことだった。
もう我慢はできなかった。決行は深夜2時、それまで寝ないようになんとか夜更かしをがんばった。時計が2時をさす。
思春期の思いはもう後戻りできない。俺は彼女の寝ている部屋へしのび脚で向かった。彼女は当然のように寝ていた。
部屋が完全に真っ暗でなく、豆球がついていたのが俺にとって好都合だった。そっと彼女に忍び寄り、かけてあったタオルケットを剥ぎ取った。あともう少し・・・・・彼女は起きる気配がなく、俺はもうとまることができなかった。
パジャマのズボンに手をかける。少しづつ、そして少しづつずらせていくと、パンツに手が触れる。パジャマ&パンツ、二ついっぺんに下ろすことに決めた。
そろそろと、少しずつ・・・・・・・・彼女はまだ起きない。へその下数センチおろしたときに俺は気づいた。生えてる、と。
ぼうぼうに生えていたわけでなく、ちょろ、ちょろと申し訳なさそうに少しだけ。また昔を思い出す。のっぺりとしたお腹のラインは同じだけれども、その下のつるつるの部分は違った。
少しだけ生えているのが逆にかなりいやらしい。俺は少しの間じっくりと見ていた。彼女の寝息が聞こえる。
やっぱりその下の部分がもっともっと気になって。俺はさらに下までパジャマをずり下げる。どのくらいの時間がたっているのだろう、それすらもわからないほど緊張の瞬間が続いた。
やわらかいカーブを描いているお腹に突然くぼみがあらわれてきた。そう、彼女のワレメだった。昔と変わらないままに、綺麗なスジが俺の目の前にあらわれた。
最終的に俺は彼女のズボンを完全に脱がせて、そして少しだけ脚を開かせてみた。見える。綺麗にふさがれた一本スジと、そしてその上部にあらわれた逆にいやらしいちょろちょろの陰毛と。
じっくりと眺めていた。そしてそのときなぜそう思ったのだろうか、達成感が俺に新たなる欲望を生まれさせた。彼女のワレメを開いてみたいと。
俺は両手で彼女のワレメの両側に触れて、そして左右に開いてみた。「あっ・・・・・・・」彼女の声がその先で聞こえた。顔をあげると目を見開いた驚きの表情の彼女がいた。
そして自分の下半身が裸なのに気づくと彼女は自分のパンツとパジャマをはいた。そして沈黙が流れる。彼女は自分に何が起こったのか、俺が何をしていたのか、理解できないでいたような感じだった。
俺も何も言えない。ばれた、とかいう単純な思考だけじゃなかった。そのまま、俺は無言で自分の部屋に消えた。
その後興奮で明け方まで眠れなかった俺が翌日目が覚めたのは昼過ぎだった。彼女はもう京都に行ったらしい。俺は母親に何か言われないか、どきどきしていたが、彼女は母親に特に何も言ってなさそうな感じだった。
その後、親戚の集まりなどがあっても俺はできるだけいかないようにした。彼女とそれ以後は顔をあわせていない。3年前、彼女は結婚したらしい。
あの日のできごとは幼い日の彼女の心に傷をつけた。ただ、それだけのできごとで終わっているようだ。
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